ちょうどこの頃、
10月に受けていた大手予備校系の模試の結果が出ました。
結果だけみればこの辺りが最もピークだった
この模試は中2の夏から受験しだしたのですが、
当初は全く歯がたちませんでした。
いわゆる難関高校受験者が受験するといわれる模試で
受験者数は少なめで、偏差値が低めに出るので
一般的な偏差値に換算するならプラス10すれば良いと言われました。
やっと模試というものに少しは慣れてきた
中2の3学期になって偏差値60に手が届くかどうかという成績でした。
中3の夏休みに初めて夏期講習に参加して、この塾の問題に慣れたこともあり、
その夏休みの模試ではやっと偏差値63辺りが出て、
目標としていたトップ高校という志望校が現実味を帯びてきたのです。
今回、2度目の10月の模試では
問題との相性も良かったのか、
前回よりもかなり成績が上がり、
志望校の合格判定はほとんどがSでした。
というのは、ただ一つ 合格判定Aがあったのですが、
これは、志望校を書く欄が余ったからといって
書いた 受験するつもりのない東京の
開成高校についてでした・・・。
やっぱり地方のトップ高校は
到底、開成などとはレベルが違うのです。
ただ、後から見てみると
この模試が年間を通じて一番良い成績でした。
成績が悪くても不安、良くても不安
今、振り返って、この模試の結果を見ると、
単純に
「すごいな~。」と思います。
そして当時も、確かに一緒に喜んで、感心していたのです。
でも、だからといって、ここでこの時期
勉強に手を抜ける訳では当然ながらありませんでした。
こういう結果が出ても
最後は
「じゃぁ、この調子で頑張ってね。」となってしまうし、
本人も前向きにそう思っていたと思います。
この時は、ハッキリ意識することはなかったのですが、
これって、でもとても大変なことですよね。
成績が悪ければ、悪いで、次を目指して努力し続けなくてはならないし、
良くても、それを維持、ないし、さらなる上を目指して努力しなくてはならない。
受験が終わる3月までは休めないのです。
内申をとるためには、テストのための対策もしなくてはいけない。
仮に、当時、長男が全くテスト勉強をしなくても
主要5教科なら、学校内ならさほど内申点に悪影響を与えるほどの
悪い結果はもう出ないと私は思ってました。
(実技教科はほとんどがゼロからの暗記なのでもちろん勉強が必要ですが。)
ただ、順位は当然下がってしまうでしょうし、
本人はそれが嫌だと言って、手を抜くことはしなかった。
プライドや、トップ高校に行きたいという強い気持ち・・・
気を抜く暇がありません。
一番上を目指すということがこうも大変なものなのか、
たった14か15歳の子も、ここまでやらなくてはいけないのかと
思って見ていました。
当時は、急にヘッセの
「車輪の下」を読みたくなって読んでましたよ・・・(-_-;)
ただ、この頃の手帳を見ると、
週末は他の好きな習い事の予定でまだビッシリだし、
スイミングの大会に出てみたりと勉強以外にも色々なことをしているのですよね。
でも思い出すのは、模試の事や、
勉強のことばかりなので、気持ちの中ではよっぽど大部分を占めていたのだなーと
振り返って思います。
きっと、模試ではどんな成績でも安心できるなんてことはないのですよね。
逆に言えば入試当日さえ良ければ、模試なんて何でもいいのです。
ただ、こういった成績は、
受験間近になったときに、本人の自信や救いになって不安を少しでも和らげる要因になりうる
宝物だと思います。
模試のことを振り返ってみたら
当時のなんとも言えない気持ちが蘇ってきたのでした。
こういったことを我が子が小学生の時に感じる中学受験って
私には未知の世界です。
改めて凄いと思います。
全ての受験生の親子に幸あれ!!です。
こちらにも皆さんの高校受験情報が色々あります。