ここ数年、高校入試における英語のリスニングの比重が高まっていますね。
長男も難関私立高校入試では、鬼のようなリスニング問題に苦労しましたが、
公立入試でも全国的にそういった傾向があるようです。
英語のリスニング対策で気をつけていたことなどについてです。
リスニング対策でも重要なインプットとアウトプット
英文や英会話を聞いたときは、意味がわかっているのに
リスニングのテストになると意外に点数がとれないということがあります。
長男が最初に高校受験対策のリスニング問題に取り組んだ時もまさにそうでした。
初めての模試を受けたあと、リスニングの点数を見た時、
普段、好きな海外アニメや映画で耳にしている英語よりかなり簡単な内容なのに
なんで模試で点数がとれないんだろう?と思ったのです。
そこで、一度同じような問題をやらせてみました。
すると、原因は聞きながらのメモの仕方にあることが一目瞭然。
勉強を始めたころの長男は、後から何が聞かれるか皆目見当がつかないので、
流れてくる内容を必死にすべてメモしようとしていたのです(゚д゚lll)
それも主語、述語すべて書いていました。
例えば
「ジェーンがパン屋に行った、1ドルのパン3個と
2ドルのケーキ 2個買った
→その帰り トムに会う 本屋に行く途中の」
なんて、いちいち書いていたのです。
当然、書いている間も音声が流れるので
その間の内容を聞き逃してしまうことがあり、それが得点に結びつかない大きな原因でした。
リスニング問題でのメモの仕方
こうやって文章にすればもう明らかですが、
上の例ならメモは
「パン1$×3 ケーキ2$×2 トム 本屋」などで充分ですよね。
最初その指摘をしたところ、
「どんな風にかけばいいかわからない」というので
「日本語の話を聞いてメモするのと同じだと思ってやってごらん」
と言ったら、目からウロコだったようですが(^_^;)
そんな大人には当たり前に感じる?ことでも、
意外に中学生男子は気づかないんだなぁ~とこちらもちょっと目からウロコでした(^_^;)
メモの仕方を変えた瞬間から、一気に点数が伸びたのです。
リスニング自体はできるはずなのに、点数が・・・と言う方は意外にそういうことが
原因かもしれません。
(うちの子だけだったらどうしよう・・・(-_-;) )
選択肢から先読みして重要ポイントを聞き逃さない
あらかじめ問題文に選択肢がある場合は、
何を聞かれるか予想がつくことも多くなります。
慣れないうちは、大変かも知れませんが
慣れてくれば、最初に選択肢を一通り眺めて、ある程度問題を予想しながら
聞いていくことで、重要ポイントを聞き逃すことがぐっと減ります。
自分が発音できない言葉は聞き取れない
メモの仕方や、選択肢からの先読みは、
リスニング自体には問題があまりない場合の注意点、
つまりアウトプット重視の対策でした。
一方で、そもそも何を言っているのかがわからない場合は
リスニング力の強化(インプット)をしなければいけません。
そのために、一番大切なことは、自分が声をだして読むことです。
音読はいわゆる聞き流しなどより、ずっと効果的です。
公立高校入試ならさほど難しいリスニングは出題されないので
英語を聞き取ること自体が苦手な場合は、
公立高校の入試問題のリスニング原稿を見ながら、
シャドウイング(音声を聞いてすぐ後に同じように発音する)を繰り返すと
かなり効果があると思います。
<スポンサーリンク>
教材見本プレゼント中!【中学生のためのZ会の通信教育】
公立高校入試問題 リスニング音源と原稿が参照できる都道府県サイト
公立高校入試問題をHPに掲載している都道府県でも
リスニング音源までアップしてくれているところはあまりなかったのですが、
埼玉→入学者学力選抜の検査結果 – 埼玉県立総合教育センター
などがありましたので是非活用してみてください。
イラストを選ぶ問題とか可愛いですよね(^^)
公立高校受験の英語リスニング対策に限って言えば、
特にリスニング用の教材などは必要なく 上のようなサイトなどの過去問を活用してほとんどお金をかけずに勉強することができます。
都道府県ごとのパターンが割と決まっていて同じような問題が出やすいし、得点を伸ばしやすい分野だと言えます。
聞き取れなかったところがあれば、 原稿を参照しながら是非シャドウイングしてみてくださいね。
皆さんの高校受験体験記がたくさんあります!
コメント
なるほど。息子はリスニング苦手だと言っていました。
何が原因か聞いてみよう。
リスニングはできているのに、結構意外な原因で苦手意識を持っているかも知れませんよね。それが中学生男子の特徴かも知れません(^-^;