新学期が始まってバタバタしていましたが、
そろそろ落ち着いた頃でしょうか。
この4月、目標新たに新しいことに取り組もうとする方も多いと思います。
子どもが新たなことに挑戦しようとしているとき、ちょっと気になる
言葉がありました。
先日、中学2年生の子が問題集や参考書を購入するのに同行する機会がありました。
親戚の子(義姉の娘さん)で、私と長男に色々受験のことを教えてほしいということでしたが、
行ってみると参考書を購入するのに付き合ってほしいという話でした。
あらかじめ、そういってもらえたら
家にあるおすすめ問題集を持って行ったのですが、
まぁ大きな本屋さんまで行くのも楽しいものですよね。
というか、この辺りではターミナルにあるような大きな本屋さんに行かないと
参考書などを選んで買うことはできません。
で、色々と話しながら長男が使っていたものを見たり、
使ってみたかったもので持っていないものを見たりして選んだわけなのですが・・・。
知らない間に出ている?ネガティブワード
その間、久しぶりにあった娘さんと
将来どんなことをやりたくて、どの辺の高校にいくつもりなのかなど
色々話をしていたのですが、
気になったのが、何か娘さんが言うたびに
親であるお義姉さんが発する言葉が否定的なものが多かったことです。
その娘さんは、ずっと楽器を習っていて、
それを生かして音楽科に行きたいという気持ちがあるようなことを以前聞いていました。
ちょうど近くにレベルの高いと言われる公立高校で音楽科が併設されているところがあり、その辺りに行きたいのかな?と尋ねると
「うーん、その高校で普通科じゃなくて音楽科にいくと少数派で馬鹿にされるって聞いたよ」
「行きたかったけど、音楽科なんかいっても就職先もないとか言われた」
などなど本人の口からも色々否定的な話が出てきますが、
そのソースは全て「お母さん」だと言います。
もちろん、実際そんなことはないし、
そこの音楽科に行くには、音楽はもちろん、勉強も偏差値60をゆうに超えないといけない難関と言われるところです。
問題集を選んでいるときも、長男が
「オレはこれが終わったら、こっちもやったけど、良かったよ。」などと難関問題集を勧めても
横でお義姉さんが
「そんなの、○○(長男の名)には良くても、××(娘さん)には無理じゃないの?」
などとことごとく
「あんたにはちょっと無理じゃない?」
「そんなこと現実には難しいんじゃないの?こっちの方がいいって」
など、本人は無意識なのでしょうが、即座にネガティブワードで返事をしていて、ちょっと気になりました。
普段お義姉さんと話していて特にそんな印象を持っていなかったのですけれど、
子どもと話すところをあまりゆっくり見たことがなかったこともあり、
受験の話に関しては無意識に子どもにはネガティブな声掛けばかりしているように見えました。
まぁ、双方の話を聞いた感じでは
娘さんはもともと勉強も頑張りつつ音楽科に行きたかったのだけれど
お母さんは、ある程度の普通科を目指してほしいという感じでした。
かといって、長男と同じところに行くわけがないんだから、
こっちにしなさい・・・など普通科を目指すにしろ、色々と言葉が気になる買い物ではありました。
その後、子ども同士で色々としゃべっていた長男が言うには、
長男の友達でその高校に通っている子の話をして、
「音楽科の子は、みんな雰囲気が違って尊敬のまなざしで見られてるらしいよ~」とか、色々と盛り上がったようで、
娘さんも
「なーんだー、お母さんが言うこと違ってんじゃん!やっぱりそこ行きたいかも」などと
話していたそうですが・・・。
中高生ともなると、ある程度自我ができているので
親の言葉くらいで自分がやろうとすることを諦めることもだいぶ減るのでしょうが、
小さいころから、親が無意識にそんな風に声掛けしていると
子どもの思考回路も「自分には無理だ」と消極的になってしまうのではないでしょうか。
子どもが何かをしてみたい!と言ったときに
即座にそれは無理だよ、などと言うのではなくて、
どうすればそれができるのか少しでも可能性を一緒に考えるような
親でありたいし、
無意識に否定的な言葉をかけていないか私自身も注意しなければと思った出来事なのでした。
そして特に受験勉強については、まだまだ誰にでも目標をかなえる可能性はあると思っています。
こちらでは皆さんの高校受験体験記が読めます。
コメント
ちょっとその娘さんお気の毒ですね。
でもそういう親御さんって意外と多いかもしれませんね。
親の価値観は子どもに大いに影響しますよね。
ズボラ母さま、コメントありがとうございます!
そうなんです。お義姉さんは、ただ何気なく言ってるだけのようですが、毎日そんな風だと知らないうちに子にもそういった価値観がついていくのではないかなぁ・・・なんて思ってしまったのです。
子どもが何かやりたいことがあった時に、仮にどう見ても無理そうなことであっても、すぐに否定せず、そのためにはどうしたら良いか一緒に考えるような親でいたいなぁと思いました。